アトラス(Atlas)を披露!DARPAはヘーゲル国防長官に他にも色々披露した! [技術]
アトラス(Atlas)は、
米国防高等研究計画局(Defense Advanced Research Projects Agency、DARPA)が
主催する「ロボティクス・チャレンジ(Robotics Challenge)」という
人型災害救助ロボットのコンテストに出場するためのロボットの一体です。
4月22日、最新の研究成果である等身大ロボット「アトラス(Atlas)」を
米国のチャック・ヘーゲル国防長官に披露しました。
アトラス(Atlas)の全長は187センチとデカイ!
しかし戦闘目的ではなくて、自然災害時にガレキの下敷きになった人々の
救助活動などのための機械なのです。
そもそも、DARPAが主催するコンテスト「ロボティクス・チャレンジ」は、
東日本大震災がキッカケとなって設立されたそうです。
人間が近づけない過酷な災害現場で活動するロボットの開発を
促す事が目的のコンテストです。
2013年12月20日から21日までフロリダ州で行われた予選では
4カ国から16チームが参加し、
ガレキの除去や車の運転など8種目で能力を競いました。
日本から参加した東京大学発のロボットベンチャーSCHAFT(シャフト)の
開発したロボット「S-ONE」が一位で通過しました。(喜!)
1台のロボットで
・クルマを運転する
・凸凹道を歩く
・がれきを取り除く
・ドアを開ける
・はしごを上る
・壁に穴を開ける
・消火ホースをつなぐ
・ヴァルヴを締める
の8種目の競技の出来をそれぞれ競い、
各競技それぞれ最高4点で、合計32点満点。
SCHAFTは合計27点!
2位に7点の大差をつけての勝利となりました。
(さすが日本の技術は凄い)
↓こちらは、「はしごを上る」の競技の動画です。
↓こちらは「SCHAFT」の公式動画からです。
↓こちらは「DARPA」からの動画です。
ちなみに、ロボットベンチャー企業のSCHAFTは現在は、
Googleに買収されました。 (´△`)
ロボティクス・チャレンジに出場するために、
資金調達を試みたが、国内のベンチャー投資会社は全然ダメだったそうです。
仕方なく海外のベンチャー投資会社に声をかける事にして、
グーグル・ヴェンチャーズ(グーグル傘下のヴェンチャー投資会社)に
話をしようとしたら、グーグル本体のほうが興味を示したそうです。
日本の投資会社はロボット研究には資金を出したがらないようです。
なんにしても、ロボット技術は日本が世界最高である事は事実なのです。
2014-04-24 10:35
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