ウィンドウズ アプリケーションのプログラミング講座(楽しトレンド的な初心者向け) [ウィンドウズ アプリケーションのプログラミング講]
定期的に色々な人から「プログラム教えて」と言われます。
プログラム言語の知識のある方は、ちょっと戸惑うと思うのですが、
漠然と「プログラム教えて」と言われると、なんて言って良いのやら少々混乱するのですが、要するに「ウィンドウズのアプリケーション」が自分で作れるようになりたいという事なのでしょう。
と言っても、だんだんとこの手の質問にも慣れてくるので、私の方から
「要するにウィンドウズのアプリが自分で作れるようになりたいのでしょう?」と聞き返してみます。
すると、「そうそう♪そう言う事♪」とニコニコしながら答えます。
意外と、C言語やC++言語でのウィンドウズのアプリケーション開発が出来るようになりたいと思っていらっしゃる方も多いのだと知り、ちょっと初心者向けの記事を書いてみようかなと思いました。
【全くの初心者の方が気をつけるべき事】
ウィンドウズのアプリケーション開発をするに当たって、気をつけて欲しい事があるのですが、それは…
「プログラミング」と「ウィンドウズのアプリケーション開発」と言うものは、
全くの別物なんです。
これは、どういう事かと言いますと、
「ウィンドウズのアプリケーション」と言うものは、何かのプログラム言語を利用して開発するものであって、
C++言語を勉強する = ウィンドウズのアプリケーション開発
とは違うのです。
ウィンドウズのアプリケーションを「C++言語を利用して開発する」と言う言い方が正しいのです。
意味がお分かりでしょうか?
本来は、C++言語を勉強した後にウィンドウズのアプリケーションの開発の仕方を勉強するのが通常です。
とは言え、ウィンドウズのアプリケーション開発がしたい人に先に「C++」の勉強を進めても多分、挫折してしまう人が多いと思うので、可能な限り同時進行出来るようにしたいと思います。(可能なのだろうか…)
まぁ…必要なことを必要な時に少しづつ解説しながら進めていきたいと思います。
でも、あまり細かく解説しているとゴチャゴチャしすぎて余計にワケが分からなくなってしまうと思うので、必要最低限の解説にしたいと思いますので、細かくはご自分で色々なサイト等で勉強して下さいね。
と言うわけで、いきなり本題に入ります。
【いざ!ウィンドウを作る!】
通常は、「Hello World!」を表示するプログラムから入るのがプログラム言語入門の「おやくそく」です。
しかし、面白くないので飛ばします。
後で自分でやってみてください。
私は、いまだにコンパイラは「Visual C++ 2003」を使っているのですが、
無料の物を手に入れて使ってくださいね。
VC++2003をお持ちの方は、そのままお使いいただけますが、違うバージョンや
フリーコンパイラをお使いの方は、その都度ちょっと手直しして頑張って下さいね。
(その方が勉強になります)
ウィンドウズのアプリケーションを作る場合って言うのは、
「ウィンドウ」
「メニュー」
「ボタン」
「その他のコントロール」
「名前を付けて保存などのダイアログ」
他にも沢山の機能がありますが、全部OSから借りてくるんですよ。
そうそう、全部ウィンドウズっていうOSが持っていて、借りてきて使うんです。
だから、私たちプログラマは「その機能の使い方」に従ってプログラムを書くだけなんです。
簡単でしょう??
要するに、「ウィンドウを表示」したい場合は、ウィンドウをOSから借りてきます。
ウィンドウを借りる手続きを「決まり通り」にプログラムすれば、ウィンドウを借りることができます。
沢山ある機能の内、使いたい機能の「使い方」を調べて、その通りにプログラムを書くのです。それだけです。
そして、ほとんどの場合は使う機能は、ほぼ決まっていて、すぐに覚えてしまいます。
覚えられなくても、メモ帳などで保存しておけば後でコピペとかで使えるので大丈夫なんです。やってみれば分かりますご安心下さい。
《実践あるのみ!》
まず、コンパイラで「空のファイル」を作ってください。
(作り方はそれぞれのマニュアル等で調べて下さいね)
「空のファイル」なので、他の機能は全く必要ありません。
「ファイル名」は、何でも良いですが、私はあえて「Main.cpp」としました。
そこに下のコードをコピペしましょう。
※テキストエリア内で「Ctrl+A」で全て選択です。
※「Ctrl+C」でコピー
※「Ctrl+V」でペースト
このコードを「Main.cpp」にペーストしてコンパイル後に実行すれば、
普通にウィンドウが表示されます。
と言っても、メニューもないし何もない真っ白なウィンドウが表示されるだけの
味気ないものなのですが、全てはこのコードに追加して好きなアプリケーションを
作っていくのです。
終了する場合は、メニューがないので「右上の×」で終了して下さい。
何らかのエラーになる場合は、コンパイラに合わせて手直しして下さい。
私がアプリケーションを作る場合も、最初はこのコピペから始まります。
なぜかと言いますと、ウィンドウズのアプリケーションって、ほとんどの場合は構造が同じなんですよ。
まず、ウィンドウが一つあってメニューがあって…
のように最初の部分ってほとんど同じです。
同じコードを毎回書くのが面倒クサイので、メモ帳に保存しておいてコピペで使います。
多少の仕様の違いがあれば、ちょっと手を加えるだけで大丈夫なので、イチイチ不要な手間をかけません。
最初は、たった今コピペしたこのコードの意味はわからなくて大丈夫です。
後から細かく解説しますが、この基本となるコードの意味が分からなくてもアプリケーションの開発は出来るので、分かってきたら後から細かく意味を理解していけば良いと思いますよ。
だって、理解できても毎回コピペ使うわけだし、理解するのは必要になってからで十分だと思います。
アプリケーション開発で必要なのは、コードの一番下の部分です。
この部分です。
この「ウィンドウプロージャ」と呼ばれる部分は、必要不可欠な関数で、「コールバック関数」と呼ばれます。
この「コールバック関数」とは、表示したウィンドウからの「メッセージ」を受け取る関数で、マウス操作などウィンドウに操作を加えた場合は、全てこの関数で受け取ることが出来るのです。
・マウスでクリックした
・メニューの「新規作成」を選択した
・メニューの「終了」を選択した
・メニューバーの「上書き保存」のボタンをクリックした
その他の操作も全部メッセージとして受け取ることが出来ます。
そして、それら「メッセージ」には、全てに「番号」が付いていて、
その番号を調べる事によって「何の操作をしたのか」がわかるようになっています。
要するに、私たちプログラマは、この「コールバック関数」に
「ウィンドウからのメッセージ」に応じたコードを書いていく事が主な作業となるのです。
だから、私たちはほとんど「コールバック関数」へのコードの追加の作業をやっている時間が最も長いのです。
まずは、この「コールバック関数」の部分の事を勉強する事にしましょう♪
今回は、この辺にして
次回は実際に「コールバック関数」に少々手を加えていきたいと思います。
すると、ウィンドウズのアプリケーションがどのようの作られていくのか分かってくると思います。
今回は「序章」的な感じなので第0回とでもしておきましょうか。
次回、第一回へ続く。
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